《 軍用犬の旅 》 その3
----------------------------------
僕は軍用犬である。
この国を、そして人々を守るのが僕の使命!
寒い冬の訓練でも、くじけはしない。 僕は誇り高き軍用犬なのだから!
そんな時、異変が起こった!
巨大娘が雪山に出現したのだ!!
その圧倒的迫力に、優秀な軍用犬である僕もたじろぐ。
な、なんという大きさだ! 彼女は山脈よりも大きいのだ。
まぁ、これは巨大娘を見た経験がないと理解できないだろう。
大地を震撼させる凄まじい巨体とパワー! どんな勇敢な者でも驚くよ。
しかし、僕には人々を守る使命がある。 彼女が下山したら都市は壊滅する。
よし、巨大女性をやっつけてやる!! 今こそ戦いの時だ!!
あぁ、強大な敵と戦うのは戦士の本懐! 胸がワクワクする。
こうして僕は雪山に突撃したのです。
え、何・・・「それからどうなった?」と聞くのですか。
まぁ・・・、なんだ、雪山を甘くみてはいけないよ。
うかつに入り込んだら迷子になるからね・・・。
うわー、ちょっと、ここ何処?? 雪しかないから西も東も分からない!
このままじゃ帰れないよ。
だ、誰か助けてくださいワン。