《 真夜中の体育倉庫 》 第4話

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 小さな貴方を私の顔の前に持ってくる。 はっきり分かります。 健一さんの汗、男の匂い。 はぁあああああああ、 背中がぞくぞくする。





 あ、あ、あぁ、健一さんの汗、この蒸れたような不思議な匂い。
これだけで全身がとろけそう、カラダの疼きがとまらない。

 貴方の匂いを嗅いだだけでこんなに感じるなんて・・・。

・・・あぁ、健一さん、健一さん、健一さん。




 喉の奥がぐびぐび鳴っています。 私は大きく口を開きます。

 私は貴方を食べてしまいたいです。 健一さんを消化して、私の体の一部にしたら、永遠にいっしょにいられるでしょう。 きっと楽しいに違いありません。




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