私はパニックを起します。 あぁ、健一さんが目を覚ましてしまった。 きっと私の正体に気がついてしまったに違いありません。 可愛いけれどクラスでもやや控えめの性格である私が、恋人を小さくして自分のモノにしようとしている悪い女だなんて健一さんに誤解されたらどうしよう!! いやぁー信じられない。 覚悟を決めた私は健一さんを食べるのをやめて、自分の太ももの間に挟みます。 話をしなければなりません。 「健一さん、起きているのでしょう。目を開けてください」