《 真夜中の体育倉庫 》 第6話 ---------------------------------- 「やぁ、あの、こんにちは・・・君、誰? ずいぶん大きいんだね・・・」 健一さんの言葉に私はショックをうけます。 「君、誰?」って・・・ そんなヒドイ! こんなに私が貴方を愛しているのに気がついていなかったなんて! あぁ、健一さん、今の一言で私がどれほど傷ついたか分からないでしょうね。 許せない、でもこれで覚悟ができました。 私は小さな貴方に恥ずかしいイタズラをします。 真夜中の体育館、超能力者の私の目が怪しく光ってしまいます。 しかし・・・、よく考えてみたら私は健一さんと同じ高校の後輩、先輩という関係で話をしたこともない。 ここは正式に告白をするべきかもしれない。 本当の恋人同士になるの。 勇気をふるって愛の言葉を告げる。 |
あの、私は夕崎愛花です。 貴方の後輩です。 |