《 猫組 最大の危機 》
 

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通訳猫ウソプー 「親分! タヌキをやっつけるいい方法があります」








猫親分 「このヤロー! まだいやがったのか!? 
      だいたい、あのタヌキはお前の友達だろ! もう一度ボコられたいのか」







通訳猫ウソプー 「まぁ、まぁ、そう言わずに、すごい助っ人を呼んで来たんです」
           ご飯を食べさせてくれたら、ちゃんと働きますよ」







猫親分 「助っ人?? ほう、面白い、連れてこい。 飯くらい食わせてやる」















子分猫A 「おい、こいつか? ウソプーが連れてきた凄い助っ人てのは?」

子分猫B 「確かに・・・強そうだな」

子分猫A 「しかし、よく食うな」

子分猫B 「なぁ、もしかしてこいつ猫じゃなくて、虎じゃねえのか?」



子分猫A 「そう言えば、動物園から虎が逃げ出したって、ニュースで言ってた」

子分猫B 「紹介者のウソプーはどうしたの?」

子分猫A 「とっくに逃げた」

子分猫B 「ちょっと、マジでやばいんじゃない・・・この虎、どうすんだよ」

子分猫A 「うむ、このままだと・・・」

子分猫B 「喰われるな・・・俺達」










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この数時間後、動物園の係員が、逃げ出した虎を見つけて動物園に連れ帰った。

猫組のネコ達は、虎に食べられるかもしれないという最大の危機から救われたのだった。


(猫組最大の危機 終わり)




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