《　出陣！　猫親分　》

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猫親分　「おい、ニャン吉、第３次タヌキ討伐計画はどうなっている？」





ニャン吉　「え、まだやるんですか？　もう諦めた方がいいのでは・・・
　　　　　　だいたいタヌキが何処にいるかも分からないのに、どうやって探すんです？」





猫親分　「タヌキの居場所が分からないのなら、親戚でもいいぞ」

ニャン吉　「はい、親分がそう言うと考えて、アライグマ討伐に仲間のシロを差し向けました」

猫親分　「アライグマ？」

ニャン吉　「はい、アライグマはタヌキの親戚で、隣町で悪さをしています」

猫親分　「そうか、それで勝ったのか？」

ニャン吉　「それが、あの、その・・・罠の檻に捕まりました」

猫親分　「おぉ、アライグマを捕まえたのか？」

ニャン吉　「いえ、シロが捕まりました」









猫親分　「何をやっとるんじゃー！」

ニャン吉　「檻のエサがあまりに美味しそうだったので、と本人が申しております」

猫親分　「もういい、俺が行く！！」


こうして、猫親分はタヌキを探しに出かけた。





猫Ａ　「なぁ、親分、まだ帰ってこないな」

猫Ｂ　「親分、方向音痴だからな。帰り道が分からなくなったのでは」

猫Ｃ　「心配だな」










一方、こちらは猫親分。　やはり道に迷ってしまっていた。








次回、親分不在の猫組に最強の組織がせまる！！

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