《 サキュバスマリア 12 》

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都市の真ん中で、巨大なカップルが愛しあっていた。


二人とも全裸である。 

だが気にする必要などない。 咎める者などいないのだから。

巨大なマリアは、そこにしゃがみ、その体重で地下街を粉砕し多くの人々を押し潰している。

だが気にする必要はない。 誰も彼女に抵抗できないのだから。

良樹の方はというと、まだ自分が巨人になったという意味を理解していなかった。 彼がほんの少し動いて触れたビルが傾いてしまうことも、そしてその結果どうなるのか、まるで実感がわかない。 ただ、マリアの淫蕩な魅力に囚われていた。


巨人男子高校生、良樹の雄大なペニスは硬く勃起している。

マリアは彼の前にひざまずき、愛しげにペニスを撫でさすり、うっとりと陶酔している。

「あああ、マリア先生」
思わず声をだす良樹。 

マリアは薄紫色のマニキュアを塗った指で、楽しそうに彼のペニスをもてあそぶ。


「ふふ、もう、ここから樹液の先走りでてるわね…それじゃもう一度、行くわよ」

ぴちゃ、ぬちゃ、ぴちゃ ぴちゃぬちゃ、ぴちゃ、ぴちゃ、ぴちゃ

「あああぁ、ああ」

マリアのピンク色の唇が優しくペニスの先にキスをして、亀頭の周りを舌でチロチロと舐める。

「んん、ん、ちゅ、んん、ん〜〜」

ねっとりと舌がペニスに這い回り、丹念に舐め、しゃぶり、ねぶる。 時々、軽く歯をたてる。

「マ、マ、マリア先生〜」

良樹の思考は飛んでいた。


ただ、目の前の美人女教師の奉仕だけに心奪われていた。

「うふ」

ぴちゃ、ぬちゃ、ぴちゃ ぴちゃぬちゃ、ぴちゃ、ぴちゃ、ぴちゃ

湿った卑猥な音が町中に響き渡る。 倒れかけたビルから道崎が、そして大勢の人々がそれを見つめていた。

良樹はその意味を理解していなかったが、数千人の群集に見られながらのフェラチオは、マリアをいつも以上に燃え上らせた。

マリアは心の中で囁く。

さぁ、見つめて、私達を見つめてええ。 うふ、巨大な私達はこれからSEXをするのよ。 
巨大なお姉さんはね・・・見られて困るような肉体は持ってないわぁ。

うふふ、それに今日は観客に見られた方が興奮する気分なの・・・。 後で、この都市の全てが私の巨体の下敷きになるんだから、最後にサービスしてあげるわ。 楽しんでいってね。


巨人良樹が快感にたえられず呻く。

「ま、マリア先生、…あああ」

「あん、我慢して、これから、もっと気持ちよくなるんだから」

ちゅっっちゅっ、ペニスにキスの雨を降らす。 サキュバスの淫猥な超能力を使っての舌技。

女性経験のほとんど無い良樹にとって、文字通りのパラダイスだった。

「う、あっあああ〜〜しゅごい、凄いです、マリア先生!」

巨大少年は快感にあえぐ。

ちゅっぱ、淫猥な音と共に彼女は股間のペニスから口を離す。
喜びにうめく彼の表情が見たかったのか、少年を見上げる。


マリアのお口による愛撫があまりにも快感だった。

悦楽のため腰がガック、ガクになる良樹。

そして、ついに彼はバランスを崩し、後ろに倒れこむ。

道崎という男がいるビルが、そこに建っていた事を良樹は知らない。




@@@@@@


ここは良樹の背後にあるビルの中。

道崎はただ巨大カップルの愛の行為を見つめていた。

巨大なマリアを自分が抱いていると妄想していた。

だが、自分はここにいる。 今から巨人に破壊されるビルの中に・・・。

「あは、あはは、あひゃ、ひゃ・・・うひゃ、ひゃはは・・・」

あまりの不条理に笑いがとまらない。

道崎の笑い声が、壊れ落ちる寸前のオフィスに響いていた。。




突然、ビルが壊滅的に揺れる!

巨人高校生がこちらに倒れてくる。

現実に引き戻される。

慌てた道崎は近くにあった資料室に逃げ込もうとする。
この行為に全く意味はなかった。


巨人高校生の腰は道崎のいるビルより上にあったのだが、
バランスを崩しよろめいた事により、その巨大な尻がビルに直接ぶち当たる。


ゴゴゴガァュ! ゴドバッ

この時、建物に巨人の圧力が斜めにかかったせいか、天井が左右に割れる。
道崎は巨人の尻肉を直接見ることになった!!


超巨大な巨人高校生の裸の尻肉!!

圧倒的な迫力でせまる。


次の瞬間、ほんの一瞬だけ、道崎は巨大高校生の肉を直接両手で触ったように感じた。
彼にそれを押し返そうと考える時間はなかった。

轟音と共に崩れ落ちるビル!

石崎の肉体は
巨大少年の尻に押し潰され赤い肉の塊になった。





道崎は巨大カップルが現われた瞬間から、マリアに悩殺されたがゆえに、

良樹の事を恋敵だと勝手に思い込んでいた。



必ず、マリアを良樹から奪ってやると心に誓っていた。

しかし、小人の男の誓いなど何の意味も無かった。

道崎のビルは跡形もなく崩れ去り、コンクリートと鉄筋の瓦礫の残骸となる。



巨人高校生良樹は、会った事も、話をした事もない恋敵の男を

自分の巨大な尻でビルごと押し潰したとは想像もしなかった。



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