《 サキュバスマリア 29 》 巨大カップル編

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あれから3日。
巨人マリアと巨大男子高校生の良樹のフェラチオプレイは続いていた。
巨人となった良樹はマリアからエネルギーをもらっていたので、食事や睡眠の必要はない。
ただ快楽だけの時間を楽しんでいた。

しかし、良樹にとって破局の時が迫っていた。
彼はマリアに力をもらっただけで本物の巨人男性ではないのだから。
今は夜、星が一つもでていない夜の闇。
それがマリアの愛欲と、良樹の運命を暗示しているようだった。



普通なら人間の軍隊が巨人マリアと戦うためにここに来るのだが、
彼女がこの都市に結界(バリアー)をはっているので、誰も助けに来れない。
都市の住民達は逃げられない。ほとんどの者が恐怖と絶望の中にいる。
しかし、マリアの淫乱な妖気とパワーが都市に充満していた。
やがて人々はサキュバスによる未知の快楽に支配されていった。
ビルの中に隠れていた男は優しく、あるいは乱暴に女を抱き、女は妖艶に男を誘っていた。
この都市には災害時に備え大量の非常食が保管されていた。
マリアのバリアーで誰も外に出られなくなったのだが、しばらくは生きていける。

ズボ、ズボ、淫猥なフェラチオ音が都市に響く。
数千人の若い男女が「牽引ビーム」で捕らえられ、マリアの口の中に放り込まれていた。
そのほとんどがマリアに噛み砕かれ、彼女の胃の中で消化されていた。
しかし、小人はまだ大勢いるのだ、マリアは気にしない。
超能力で多くの小人を捕まえる。
捕まった小人男女は例外なく、マリアの魔力に脳を犯され、良樹のペニスに奉仕をしていた。

快楽の連続。頭が、脳が、溶けていくような快楽・・・。
普通なら3日もフェラチオをしていたら巨人女性がプレイに飽きてしまうだろうが、
長き時を生きるマリアは違う。 彼女の感覚で見れば数分の遊びだった。
そしてマリアがフェラチオをやめて良樹との巨人SEXを本気でしない理由があった。
マリアが良樹と本気のSEXをすれば、サキュバスとしての力で彼の精を全て吸い取ってしまう。
その事実がマリアの行動を鈍らせていた。しかしもう限界が来たようだ。
(しょせんは人間の高校生・・・まぁ、そこそこ楽しめたわ)

マリアにフェラチオされる巨人良樹。
ビキイイイン!!
突然に凄まじい快楽が背中に、いや全身に走る。
「う、るははは、何ですかああ!」
突然の衝撃に良樹は、巨人らしくない声で叫ぶ。

ビキイイイン!!
再びの快楽衝撃!焦る良樹。この快楽は普通ではない。
マリア先生の口での愛撫とか、小人の奉仕とかいうモノではない。
何と言うか次元を越えた快楽。

「ちょ、ちょ、ちょっと、マリア先生、これなんですか!?」
悲鳴を上げ、マリアに助けを求める良樹。

(あら、どうかしたの?良樹君)テレパシーで返事をするマリア。

「あ、あ、何か、凄まじい衝撃が全身を走って・・・」

ビキイイイン!!
またしても超快楽の衝撃が良樹を襲う。

(あぁ、それね、多分、良樹君の肉体が人間サイズに戻ろうとしているのよ)
もはや良樹に巨人としての魅力を失ったマリアが冷淡に言う。

「人間サイズに戻るって・・・」

(そう、人間の良樹君にとって急激な巨大化は無理があったようね。
あなたは巨人の力を失い、元の哀れで無力な男子高校生に戻るのよ.
巨大な良樹君の肉体が崩壊し人間に戻るときには、
最後の巨人エネルギーが暴走し、凄い快楽を肉体にあたえてくれるの)

「い、イヤです、僕は巨人のままでいたい! 助けてください!」
この巨人の快楽を知ってしまった今、もう人間に戻りたくない。
自分のペニスに奉仕していた無力な小人の感触を思い出す。
自分の命を助けるために自ら裸になり、良樹のペニスに奉仕する小人。
そこには人間の尊厳も自由も無い。ただ巨人の暴力と愛欲に媚びる存在。
あんな小人になどなりたくない。しかしマリアの言葉は冷淡だった。

(ゴメンナサイ、良樹君、マリアにもどうしようもないの。
でも、身体の一部が人間サイズに戻っただけ、しばらくの時間があるわ。
完全に人間になるまで、マリアとイイ事しましょうよ)

良樹にできる事など無かった。

ビキイイイン!!
ビキイイイン!!

良樹の肉体が、凄まじい快楽と共に崩壊していく。
元の人間の男子高校生に戻っていくのだ。

絶望の中で、良樹は笑う。
そうだった、このマリアとかいう女はサキュバスなのだ。
あははは、この女はただのサキュバス。
男を捕らえて精を吸い尽くす魔性の女。
そんな女を信じた自分が愚かだったのだ。
そう、彼女にとって全ては遊び、一時の快楽。
ただのきまぐれで、教え子の男子高校生を巨大化させただけなのだ。
マリアという名のサキュバスを押しのけ逃げようと考える良樹。
しかし、もう彼に立ち上がる力も抵抗する力も無かった。
良樹の肉体が、未知の快楽と共になおも小さくなっていく。
命と引き替えにしないと得られない快楽だと彼は考えていたが、それは正解だった。

ビキイイイン!!
ビキイイイン!!


凄まじい快楽地獄の連続。
良樹の肉体は少しづつ小さくなっていく。
素晴らしい巨人の肉体が失われていく。
「あぁ、マリア先生といっしょに、この世界の支配者になれると思っていたのに。。。」
ただの夢だったのだ・・・快楽の中で思考停止する良樹。
彼の肉体は、どんどん小さくなっていく。
しかし、その変化はゆっくりであり、良樹は長い時間の快楽を楽しむ事ができた。

それからまた3日後の朝。
あの素晴らしい巨人男子高校生の姿は何処にもなかった。
ただ哀れな小人が、マリアの指にへばり付いていた。
自分が放出した精液の粘りで動けない哀れな小人.

「あはははは、良樹君が小人になちゃったよおお!」
笑うマリア。だがその表情は少し寂しそうだった。



マリアは悲しそうな表情で彼を見る。
これでもう何人目だろうか?
巨人マリアはずっと一人だった。
絶対者が一人なのは当然なのだが、それでも寂しい時がある。
だから今までにも何人もの男を巨大化させて彼女の恋人にしようとした。
しかし、その全員がマリアの恋人としては失格だった。
しょせんは人間、巨人マリアのパワーを受け入れる事は不可能だった。
そのほとんど全員が、すぐに人間サイズに戻ってしまった。
良樹君は巨大化して何日か頑張ったので、まだ才能があったとも言える。
寂しいな・・・。

(え、え、え、何、何、マリアは寂しいと思ったの??
この偉大なる巨大サキュバスマリアが、無敵のマリアが寂しいですって?)
マリアは自分の心の動きに驚いていた。改めて良樹を見る。

彼女の指にへばりついて動けない小人。
まだ人間の7〜8倍の大きさはあるが、マリアから見て無力な小人だ。
逞しい巨人男性でマリアの恋人候補から、裸の小人に格下げになった。



こんな小人に何の意味もない。
でも、彼といっしょに遊びたいと思ったマリアの心に嘘はない。
マリアは小さな良樹に話しかける。
「良樹君、マリアはあなたに言っておきたい事があるの。
マリアはサキュバスなの。あなたの精を吸わないと言ったわね。
あれは嘘なの、サキュバスは男を見つけたらその精を吸い尽くすの。
それが真実なの、、、そう、サキュバスが男の精を吸って何がいけないの」

自分の放出した精液の粘りで動けない良樹は、悲鳴を上げる。
彼が何を言っているのかマリアに興味はない。
ぎゅっと右手を握り締める彼女。
小さな良樹はマリアの手に握られ、もう完全に見えなくなる。
恋人になる筈だった彼が無力な小人になったなど、そんな姿を見ていたくない。





(続く)



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