《 巨大少女と委員長 》 4

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「あ、あの・・・。お願いがあるんですけど聞いてもらえますか、先輩」
 巨大少女が聞く。

「あ、は・・・はい、なんでしょう・・・」
 委員長はぜいぜいと息をきらしながら言う。意識が失われそうだった。巨大な少女に圧倒されていた。自分の無力さを痛切に感じる。こんな事をされても抵抗もできない。

「あの・・・キスしてもいいですか?」
 恥ずかしそうな巨大少女。

 やはり友人の指摘は正しかった。この後輩生徒はずっと委員長が好きだったのだ。

 巨大な笑顔に見つめられる委員長に選択の余地はなかった。質問する意味などない。今、巨人の力を見せつけられたばかりだ。彼女は何でも好きな事ができるのだ。
 委員長は自分に許されている唯一の返事をする。
「あ・・・はい、いいです、いえ、あのキスしてください!」


 巨大少女の顔が再びぱっと明るくなる。
「うわぁ、嬉しい!」

 巨大な顔が迫ってくる。 凄まじいパワーを巨大少女から感じる。どうしようもない。委員長は顔を上げ、目を閉じて巨大なピンク色の唇に進んで顔をよせる。 
 




 巨人とは思えない艶やかな、そして力ある唇に襲われる。巨大少女の唇はこれほど大きいのにゼリーのように瑞々しく、柔らかかった。委員長のファーストキスは巨大少女に奪われたのだ。

(私・・・後輩の女の子とキスしている)
 頭の中が燃え上がる。巨大少女は舌など使っていなかったが、巨大な唇の感触に興奮が掻き立てられ、快感が委員長の背筋を走る。

 巨大な少女の甘い吐息が委員長を包む。ピンクの唇が彼女を優しく愛撫する。電流のような未知のパワーが体に流れ込んでくる。巨人の凄まじい力を感じる。

 なんと心地よいのか。
 快感が全身を支配していた。ついさっき、巨大な胸で潰されかけたというのに、気持ちよさに喘いでしまう。(はやく私を解放して!)と叫びたかったのだが、その言葉もぼんやりと頭の中から消えている。

 
ほんの数十秒で彼女は巨人の圧倒的パワーに悩殺されていた。
押し寄せる官能の波に飲み込まれていく。


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