《 巨大少女と委員長 》 4
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「あ、あの・・・。お願いがあるんですけど聞いてもらえますか、先輩」
巨大少女が聞く。
「あ、は・・・はい、なんでしょう・・・」
委員長はぜいぜいと息をきらしながら言う。意識が失われそうだった。巨大な少女に圧倒されていた。自分の無力さを痛切に感じる。こんな事をされても抵抗もできない。
「あの・・・キスしてもいいですか?」
恥ずかしそうな巨大少女。
やはり友人の指摘は正しかった。この後輩生徒はずっと委員長が好きだったのだ。
巨大な笑顔に見つめられる委員長に選択の余地はなかった。質問する意味などない。今、巨人の力を見せつけられたばかりだ。彼女は何でも好きな事ができるのだ。
委員長は自分に許されている唯一の返事をする。
「あ・・・はい、いいです、いえ、あのキスしてください!」
巨大少女の顔が再びぱっと明るくなる。
「うわぁ、嬉しい!」
巨大な顔が迫ってくる。 凄まじいパワーを巨大少女から感じる。どうしようもない。委員長は顔を上げ、目を閉じて巨大なピンク色の唇に進んで顔をよせる。
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