《　決戦　猫　ＶＳ　カラス　》　前編

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カラス : 「かー　かー　かー　かー」

猫 : 「・・・・・・」


カラス : 「かー　かー　かー　かー」

猫 : 「・・・・・・」




（猫）
　こんにちは、カラスさん。
いきなり窓から入ってきたので少し驚きましたよ。何かご用ですか？

　え、何ですって？
「今日はカラスの偉大さを猫さんに教えるために来ました」　ですって。
　はぁ・・・それはご親切にどうも。

　それで・・・具体的に、カラスさんはどう偉大なんですか？

　え、「カラスは賢いから夜は部屋の電気を消して寝る」　ですって？




（猫）
　何、言ってるんですか、電気くらい猫だって自分で消しますよ。
えぇ、時代はエコですからね。節電しないといけません。

　猫のジャンプ力は凄いですからね、体長の３倍くらい平気で飛びます。
壁の電気スイッチをきるくらい簡単です。




（猫）
　え、なんですって？
「カラスはとても賢い。何処かへ行く時は自分で飛ばずに、
他の大きな鳥の背中に、こっそり乗って連れて行ってもらう」　って。




（猫）
　あ・・・これは、ちょっと凄いです。

　カラスさん、なかなかやりますね。

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