《 復活の白鳥 》

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 皆さん、こんにちは。 白鳥です。




 えぇ、まぁ、なんとか平和に暮らしています。

 そうそう、先日はヒドイめに遭いました。

 白頭ワシに襲われたんですよ!!

 白頭ワシに・・・



 自分よりも大きな鳥まで襲うとは、本当に猛禽は恐ろしいです。

 空に自分の羽が飛び散り、もうダメかと思いました。



 でも、まぁ、なんとか逃げきる事ができました。
傷ついて困っていると、親切な人間さんが手当てをしてくれました。本当に感謝です。

 えぇ、今は傷も治って元気です。

 でも、あの経験から私は学んだのです。日常で「突然の危機」に遭遇するコトはあるのです。
危険を察知したら、すぐ逃げる事ができなければ生き残れないのです。

 悲しい現実です。





 え、なんですって、
巨大女が湖に出現した!!  ですって。



 むむ、なんという凄まじい波動!! 
巨大女はやはり大きいです。

 危機は突然に訪れるのです。 あぁ、
赤いボートが必死になって逃げています。

 残念ですが、もうこうなっては、あのボートは助かりません。

 巨大女の玩具にされる運命です。 逃げても、よけいに面白がって追いかけられるでしょう。

 もはや彼女の慈悲にすがる以外、生きのびる道はないでしょう、


@@@@@


 ・・・しかし! 皆さんはまだ大丈夫です。

 今から特訓して、巨大女よりも速くなれば安全です。

 よろしい、人間さんにはいつもお世話になっていますし、今から私が特訓をしてあげましょう。
ボートの操縦士さん達を集めてください。









白鳥 : 「ごらぁ、もっと速く飛ばさんかい!そんなんじゃ、逃げきれへんでぇ」

ボート操縦士 : 「うわ、白鳥さん、速い」



 (復活の白鳥 終わり)




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