《 エミー 》 パートU 
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「さて、これを片付けたら、昼飯にでもするか。」
 デビッド・エルマーは、そう呟いた。
 彼は24歳、街の不動産会社に勤めている。
 その日、デビッドは、オフィスで書類の整理をしていた。
他の者は営業に出かけて、会社には彼一人だけだった。
 次の日曜日には、誰とデートしようかな。
彼は仕事の合間にも、のん気にそんなことを考えていた。
 話題が豊富で、ルックスのよい彼は、女の子から誘われることが多かった。
  ず う う う ん ! !
 突然、地面が大きく揺れた。
「うわっ、わわわっーー!!」
 もの凄い衝撃に、彼は悲鳴を上げながら、床の上に転がった。
 デビッドはすぐに起き上がり、部屋の外に出た。
 照明が消え、廊下は真っ暗だ。 
 地震と言うには、なにか不自然な揺れだ。
 いったい何が起こったのか?
 その時、またビルが大きく揺れた。
 彼は崩れてくるビルの天井の下敷きになるなど、真っ平だった。
 デビッドは、人々といっしょに、ビルの外に飛び出した。
「えっ・・・!?」
 道路に出た彼は信じられないモノを見て、呆然とそこに立ちつくした。
 これは・・・いったい??
 巨大な肌色の山が、彼の目の前にあった。
 信じられない程大きな、綺麗な肉の柱・・・、
 彼が働いているビルよりも、ずっと大きい。
 なんだ、これは・・・???

 女の足の指・・・太もも・・・尻??
「うわっ、わわわーー??!!」
 彼は、それが四つんばいになった巨大な女の後姿だと気がついた。
 彼女の足の小指ですら、デビッドよりもずっと大きかった。
 その時はるか遠くで、巨大な顔が振り向き、彼に目をむけた。
 雷鳴のような声が響いた。
「あら、そんな所にいたの、デビッド・・・、会いたかったのよ。」
 四つんばいになった巨大女が、彼を見つめて微笑んでいる。
「うわあああああーーー!!!」
 デビッドは、恐怖の悲鳴を上げた。
To Be Continued.....