誘 拐 (2)
みどうれい
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かなり脚がよろめいてはいたが、私はなんとか自分のマンションに戻ることができた。
私は鍵を取り出し、ドアを開ける。
胸の谷間では、まだ小人がもぞもぞしている。
全身に・・・・心地よい
快感が走る。
私は、玄関に入り後ろ手にドアを閉める。
ヘブンズドアー(天国への扉)が閉じていく・・・。
この扉を閉めてしまったら、彼はもう決して自分の力では逃げられない。
この家の中で、彼は私の玩具になるのだ。
可哀想な彼の運命を想像した時、ほんの少しだけ私の心は痛んでしまう。
小人を玩具にしたいという欲情に囚われてはいたが、私にも
一片の理性は残っている。
やめなさい! 今なら間に合うわ。
私の心の中で誰かが叫んでいた。
いくら魔法が使えるからといって、自分の欲望のために、
駅前で見つけた
見知らぬ男を小人にして、家に連れ帰って、
えっちなことをするなどと・・・。
果たして、本当にやってもよいことなのだろうか??
今なら、まだ間に合うかもしれない。
今すぐ、身長15センチの彼を元の大きさに戻し許しを請えば、彼は私を許してくれるかもしれない。
私は、ぼんやりと想像をしてみた。
駅前で待ち合わせをしていたら、いきなり
悪い女が前に来て、
魔法で小人にされて、
問答無用で
胸の谷間に押し込まれたら・・・彼はいったいどんなことを考えるのだろうか?
その彼が元の180センチの身長に戻った場合、悪い娘を許してやるほど寛大になれるのだろうか?
おそらく答えはNOだろう。
怒りに我を忘れた彼は、この私をぶん殴るかもしれない。
そんなのいや!! 男に殴られるなど、とんでもない話だ。
私の大切な顔が傷ついたら、いったい誰が責任をとってくれるのか。
あるいは、彼は警察に駆け込み、私のやったことをことを告げるのだろうか?
警察官が、彼の話を信じてくれるかどうかは別にして・・・、
私は嫁入り前の大切な身体・・・。 変なうわさがたったら、困っちゃう。
・・・もう手遅れなのよ。 そう、
私はこびとさんが欲しいから、彼を捕まえてきたの。
そのとき私は、彼を路地裏に連れ込んだ時のことを思い出した。
「私の部屋に招待する」と、私が彼に言った時、彼は
イヤだとは言わなかった。
「そうよ・・・、きっと彼も私と遊びたいに決まっているわ・・・。」
私は自分に言い聞かせるようにつぶやいた。
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私は、寝室に入った。
私が胸元を開いて、彼の顔をのぞき込んだ時、無力な彼は怯えながら私を見上げていた。
私がベッドに歩いた時、彼は自分の身体を私の
胸の谷間から自由にしようと、もがいていた。
しかし、彼の抵抗は前よりもかなり弱々しくなっていた。
その時、私はふと不安になった。
自分で言うのも何なのだが、
私の胸はものすごく大きい。
私のすぐ前に立った男の何人かは、その迫力にのけぞってしまうことすらある。
同じ身長の男たちでさえそうなのだから、
12分の1サイズになった彼には、私の乳房はものすごい怪物だろう。
片方の乳房の重みでさえ、彼の数十倍・・・いや、へたをすると
百数十倍はあるかもしれない。
彼を私の谷間に無理矢理ねじこんだのは、たいへんな間違いだったかもしれない。
私の目的は、彼を痛めつけることではない。
もし、彼の腰の骨が、私の巨肉によって砕けていたら・・・
私は彼に、いったい何と言って詫びればいいのだろうか?
私はおそるおそる指で彼を摘み出してみた。
ありがたいことに、彼は何処にも怪我をしていないようだった。
私の胸肉は大きく盛り上ってはいるが、
谷間の部分に少しだけくびれているところがあるらしい。
彼はそこにはまり込んだおかげで、潰されずにすんだようだった。
ほっとした私は、
小さな彼をベッドに降ろした。
彼は恐怖に凍りついているらしく、大きすぎるベッドの真中で寝転がった。
私は彼をそのままにして、ゆっくりとブラウスとスカートを脱いだ。
服を脱ぎながら、私は小人の方をちらっと見る。
彼はまだ放心状態らしく、動こうともしない。
下着姿になった私がベッドに座り込んだ時、彼の小さい身体は衝撃に弾んだ。
彼にとっては広すぎるマットレスが大きく揺れ、彼はようやく我に返ったようだった。
彼は起き上がって、私に向かって悲鳴を上げ始めた。
私は可笑しくなって、くすくす笑った。
「ごめんなさい、小人さん。 驚いたみたいね。
ねぇ、私・・・、今夜はどうしてもやりたい気分なの。
いいでしょう・・・。 あなたは私と遊んでくれるわよね。」
私は手を伸ばして、私の親指と人差し指の間に彼の腰を捕らえた。
私が顔の高さに彼を摘み上げた時、彼は悲鳴を出して
身悶えしていた。
「ああん、そんなに騒がないで。 優しくしてあげるから、
あなたはとても幸運だわ。 私みたいな美人と遊ぶことができるんだから。」
彼は全く無力だった。 私は、彼の小さな悲鳴を笑った。
私は手のひらに彼を横たえて、私の爪で彼のシャツを鋏んで、
無理矢理、彼からシャツを引き剥がした。
彼を傷つけないように慎重にするのは、たいへんだった。
まるで濡れたティッシュペーパーであるかのように、彼のシャツは引き裂かれた。
簡単に彼のシャツを脱がせる事ができたので、私は微笑んだ。
逞しい男の服を指先だけで引裂いてしまえる女が、いったい何処にいるのだろうか。
私は、私が彼に振るうことができる力を感じ、快感に身もだえした。
私が、まるで小さい人形の服を脱がせていたように、彼の服を彼からむしった時、
彼は、ずっと悲鳴を上げ続けていた。
あぁ、私の指先に、あらわになった彼の肌を感じる。
私の手の中で、非力な小人が必死でもがいている。
それは私にとって、
ぞくぞくするほど素晴らしい快感だった。
私は、彼のズボンに私の人差し指の長い赤い爪を無理やり突っ込んで、それを引き下げた。
私は、
彼の小さい身体から彼の服を剥取っている間中、全く抵抗を感じなかった。
私は、彼よりもずっと…、ずっと強かった。
彼の靴を脱がせたら、彼は私の手のひらの上で丸裸になって横たわっていた。
彼の服を完全に脱がしてしまった時、私は歓声をあげた。
彼は、
すばらしい肉体をしていた。
逞しく盛り上った胸の筋肉、 しっかりと割れた腹筋、 引き締まったヒップ、
太い腕、 ほとんど贅肉のない魅力的な肉体。
逞しい男たちは何人も見たが、今、私の手の中にいる15センチの小人は、
惚れ惚れとするような美しい肉体をしていた。
彼は、私が遊ぶのに、理想的な小人さんだわ。
こんなに可愛い小人さんと、私の部屋で、たっぷりと遊ぶことができる・・・。
私は、彼にどんなことをすることだってできるの。
私は自分の幸運が信じられずに、またしても身体がふらつくのを感じていた。